KODAWARI 拘り。
ブーツ選びは、デザイン、製法、素材、木型など
さまざまな要素があります。
デザインはシンプルで飽きのこないもの。
長年愛用するものなのでトレンドではなく
10年後も見据えたシンプルもの。
素材は革もピンきり。
もちろんお金があれば、高い革を使った
ブーツも手に入ります。
製法は頑固でまたアッパーの革に負担をかけず、
ソール張替えが出来ることが大前提。
そして木型は自分の足型
=日本人に合うように設計されたもの。
を選んでください。
このような要素をポイントにブーツを選ぶと、
長年愛用できる相棒が見つかるはず。
SPPNはこのような要素を
満たすよう拘っています。
古き良きデザインを大切にしながら
日本の生活様式に合わせた機能を搭載。
革新的な挑戦と遊び心を持ち合わせ
素直な履き味を目指しました。
無骨で頑丈な造りでちょっと
遊び心のあるブーツは、
年間を通して気軽にタウンユースで
愛用できます。
また、ハイエンドなバイク乗りたちにも
支持を集め愛用されています。
【デザインへの拘り。】
古き良きデザインを大切にしながら
日本の生活様式に合わせた機能を搭載。
革新的な挑戦と遊び心を持ち合わせた
素直な履き味。
ブランド名のスッピンは漢字で書くと「素嬪」
素顔なのに美人の意。
余計な装飾はせず履く人のことだけを
考えたブーツです。
海外のワークブーツとは違う新しいブーツを提案。
素直な履き味のブーツを
探していた方にはきっと心に刺さるはず。
【レーストウトウへの拘り。】
レースアップは「紐結び」という意味で
紐で結んで足に留める形式となった靴の総称です。
いわゆる日本語では「編み上げ靴」です。
革靴の分類で良く使われる用語ですが、
シューレース(靴ひも)部分のデザインで
外羽根式と内羽根式の2種類に分けられます。
ワークブーツでは、
レギュラートウ(外羽根式)
レーストゥトゥ(内羽根式)
のほうが 聞きなれた呼び方になるでしょうか。
見分け方は単純に羽部分の付き方の違いで、
シューレースを通すハトメのある羽根部分が、
ヴァンプ(つま先の革)の
外側に縫い付けられているのが、
レギュラートウ、
内側に縫い付けられているのが、
レーストゥトウです。
SPPNはレーストウトウのデザイン。
その理由は。
甲から足首までを締め上げるのではなく
つま先に近いところから締め上げられるので
紐の調節範囲が広い。
イメージ的には甲から上を締め上げる
デザインが多い外羽式よりも
つま先に近い箇所から締め上げられるので
ハイカットのスニーカーに近い感覚で
広範囲で調節が可能です。
【8インチハイトの魅力。】
ハイトの高いブーツのメリットは、
ホールド感およびフィット感の高さです。
レースアップブーツの 特徴ともいえる
”抜群のホールド感”は
足元が守られているという感覚を与えてくれます。
足は転倒時に巻き込みやすいところです。
安全性という意味においても、
より多くの部分を革で包んでいる方が
安心できるかと思います。
はと目の一番上(12番目)まで
シューレースを通して締め上げると
足首の駆動範囲が固定される感覚になります。
これを窮屈に感じる場合は、
一番上まで通さす2~3個通さないでだけで
感覚は大きく変わり足首の駆動範囲は広がります。
車両やステップの位置などで
好みは異なりますので紐の通し方でも
調節できるのが魅力。
【ヒールの高さと木型の関係】
タンクソールのかかとのヒールベースの
積み上げの高さは低目の設定しています。
足つき重視の為に高目のヒール設定に
するのではなく低目の設定は、
白バイ隊のブーツのイメージ。
低目にしている理由は。
バイク操作時、ステップ上での足の移動が
ソールの前後の高低差が少なく
フラットに近いのでスムーズにできる。
タウンユースでの履き易さ。
クルマのアクセルワークも
高低差が少ない方のでムーズ。
低目のヒールは歩きやすさにも貢献。
そしてヒールはストレートで削っています。
カーブ状ではなく
ストレートで削って仕上げている理由は。
低目の設定と同じく、
白バイ隊のブーツのイメージ。
ヒールパット(カカトのゴム)も
ストレート削りで極力大き目に残すことで
地面につく面積が大きい。
地面につく面積も大きいと重心が安定します。
驚嘆な例になりますが
女性のピンヒールはヒールが高く、細いので
重心が取り難く不安定で歩き難い。
点ではなく、面で支えるられるように、
極力大き目に残すした武骨ルックスの
ストレート削りにしました。
【ヒールと木型開発】
ヒールの高さは木型開発にも
密接な関係があります。
フロント(靴の前)とヒール(靴の後)との
前後のバランスは履き心地で重要なポイント。
ヒールが高すぎると前のめりの履き味になります。
逆にヒールが低いと後ろのめりになります。
SPPNの木型はカカトが低目の設定で
バランスが取れるように開発しています。
その理由は。
後のソール交換も見据えた仕様にする為です。
履き込んで同じソールパターン(タンクソール)に交換。
もしくはクレープソールに変更しても
バランスも良いので 気軽にカスタムも
楽しむことが出来るように
木型を開発してています。
また、木型の開発と作成には
費用が発生します。
ヒールの高さごとに2種類の木型を
作成するのではなく共通の木型を使用することで
商品代を抑えています。
【革への拘り。】
SPPNはアッパーには牛革を使用。
牛革は強く、また革値もそこまで高額では
ないからです。
バイクで転倒してしまったときアスファルトから
足を守ってくれるのはブーツです。
ざらざらした表面のアスファルトとの摩擦に強く
破れ難いのが他の革と比較しても
牛革は強度が強いからです。
【オリジナルで制作した茶芯レザー。】
1950年代のアメリカ製レザー製品に
多く使用されていた茶芯レザー。
レザーの流通が馬革から牛革にシフトしていくと
ワークブーツなどにも使用されていました。
当時、茶芯は高級レザーという扱いではなく、
凡庸品に多く使用されていました。
当時の時代背景を出来るだけ再現する為に制作したオリジナルの茶芯レザーは、
新品の状態でも革の断面が覗いている
表情が魅力的です。
革の 吟面を顔料で着色したレザーなので
愛用していくと顔料が擦れて、
芯のブラウンが露出してきます。
このブラウンとのコントラスが
愛用者だけの唯一無二の表情に育ってくれます。
オールド感溢れる表情に
経年変化してくれるのが最大の魅力。
履き込むとビンテージブーツのような
雰囲気に育っていきます。
【Dr.Soleとは。】
40年以上続く台湾のラバーソール工場。
20カ国のフットウエアブランドのソールを作り続け、最高のソールを提供し続けるため2011年Dr.Soleが誕生。
時間の経過や環境下で耐え抜く丈夫な製品を生む為、40年の経験と知識を元に、
新しい発想や最新の材料を加え、
信頼する仲間と共に製品を生み出す。
市場の変化と共に進化を続けるブランド、それがDr.Soleです。
ブランド誕生は2011年。
すでに10年以上経過。
近年はブーツカスタムに拘る
日本のリペアショップさんでの取り扱いが増えています。
SPPNは2023年立上げ当初より
Sportsmanを使用。
ルックスはVibram2021や2060と比較されますが素材が全然違います。
完全なスポンジ素材ではなく、
ラバー混合のスポンジソールになります。
ラバーが混合していないスポンジソールと比較すると多少重くはなりますが、
グニュとした粘りのある質感で
クッション性とグリップ力が両立。
そして一般的にはクレープソールは
減りが早いというイメージがありますが
ラバー混合の為、耐久性がアップしています。
また、ハードな印象のブーツも
このホワイトソールは見た目も軽快な印象を与えます。
2024年秋の生産分から
TANK SOLEはTUMAZを使用します。
スーパーグリップラバーコンパウンドを使用したタフで耐久性と安定性に優れた頼れるソール。
TUMAZはツキノワグマから
インスピレーションを得たモデル。
台湾の原住民がツキノワグマを
「トゥマズ」と呼ぶことからこのソールの名前が生まれました。
ソールの腰の部分に白いV字のバーがあるのもこのためです。
【アウトソールへの拘り。】
SPPNはタンクソールとクレープソールの2種類のソールパターンを
採用してブーツをリリースしています。
タンクソールは迫力のルックスと
クッション性、耐久性と安定性に優れた
頼れるソ ール。
見た目に反して履き味は柔らかく、
スタンダードなソールとして人気があり
アスファルトでのグリップ力が高く
バイクの押し引きなどで実感できます。
クレープソールは軽量で弾力性のあるソール。
ハードな印象のブーツもこのホワイトソールは
見た目にも軽快な印象を与えます。
長時間の使用でも疲労度が少なく快適。
グリップ力は他のソールに一歩劣りますが、
モーターサイクル乗りにも人気のソール。
ドライビングギアとしても
操作性の邪魔になりません。
【木型への拘り。】
木型 は、職人達と試行錯誤を繰り返し
独自に開発したEワイズの木型を使用しています。
土踏まずを絞り、カカトが立体的なのが特徴。
極端な甲高幅広のものではありませんが、
日本人の足に合わせているので、
輸入靴よりしっくりくるはずです。
【製法への拘り。】
製法はグッドイヤーウエルト。
フロントは2本縫いヒールは1本。
オールアラウンドグッドイヤーウエルト
製法になります。
アメリカのブーツブランドの特徴(拘り)は
グッドイヤーウエルト製法にあると考えます。
本場アメリカを見習い
ワークブーツらしい雰囲気で
頑固な製法で作り上げました。
【ファスナーへの拘り。】
古き良きデザインを大切にしながら
現代の機能を搭載。
現在の世の中で気軽に愛用できる機能として
ファスナーを搭載。
一度、きっちり紐は締め上げてください。
着脱で紐をほどく必要はありません。
毎回、紐を締め上げた時の微調整の
必要もありません。
エンジン熱でファスナーが熱くならないように
ムシ隠し仕様になります。
またグローブをしたままでも操作がしやすい
ユニバーサル社の 大き目の引手を採用しています。
【ハトメへの拘り。】
ハトメは真鍮のオールアイレット仕様になります。
フックは使用せず全てがハトメですので
何かの拍子に紐が外れる心配はありません。
真鍮は経年変化で使っていくほど
色が深くなりアンティークな色目になります。
【先芯への拘り。】
先芯にはスチールトウではなく
ホットメルトを採用。
軽量化に成功しつつ、
スチールトウと比べると冷たくなることが少なく、
冬場は特に外気温の影響で
ワークブーツの先端部分が冷えてしまうので、
ホットメルトなら
靴の中の環境を快適に保てます。
【インソールへの拘り。】
Orthlite (オーソライト) & コルクシート
Orthlite (オーソライト)は、
グレン・バレット氏が1997年に創業した
米国のインソールサブライヤー。
アディダス、ニューバランス等の
リーディングメーカーを含む 350以上のブランドに年間5億組以上のOrtholiteを提供しています。
ワークブーツでは、
既存のWHITE’Sのヘリテージの
ラインナップよりも 優れたクッション性、
軽さを追求して開発された 「4Q FORMAN」に採用されています。
高い通気性、優れた耐久性、
軽量性&クッション性が特徴。
足裏に隙間なく適度な硬さでフィットし、
踵部分の安定感を高め、
力を無駄なく伝えることで
歩行時のパフォーマンス性をアップ。
SPPNでは、 さらにコルクシートを
Ortlite下面に装備。
快適性と性能をアップグレードしています。
【経年変化への拘り。】
左足の履き口にはSPPNの刻印。
そして左足のシャフトの内側には
ブーツオーナーさま自身が
履きはじめの年月日を記入して頂く
スペースあり。
ご記入いただければともに過ごした月日を
確認することができます。